ホーム > 業界新着情報 > 最新情報 > 警察手帳手放し、福祉の現場へ
今回は寒い季節、心から温まる記事を見つけたのでご紹介します。
毎日の仕事に忙殺され、自分の本当にやりたい事をしている人はあまり多くない気がします。
今の自分を変える事は大変が必要ですが、視点を少し変えてみるだけで何か出来る事があるかもしれません。
京都府警の元刑事、松浦一樹さん(41)=京都市南区=が、福祉の仕事に転職して10年がたった。
逮捕した男性が通っていた福祉作業所で、障害者のひたむきな仕事ぶりに触れ、福祉の現場で非行少年の更生を支えたいと警察手帳を手放した。今はNPO法人「ENDEAVOR JAPAN」が京都府向日(むこう)市に開いた事業所で働き、事件を起こした少年や障害者に就労の場を提供している。「『人生はやり直せる』と気付くことができる場所にしたい」と夢を語る。
青少年の健全育成にかかわりたいと警察官になった。しかし、念願の少年事件担当の刑事になっても事件捜査に奔走する日々。疑問を感じていた時、知的障害のある20代の男性を逮捕した。働きぶりを確認に訪れた福祉作業所。熱心に仕事をこなす障害者の姿に「非行少年もここで頑張らせてみたい」と感じた。
99年3月に退職し、その福祉作業所の職員になった。そして、少年院を仮退院してきたある少年(当時16歳)を作業所に受け入れた。刑事時代に担当した最後の事件で自ら逮捕し、取り調べた少年だ。障害者とともに菓子箱などの箱折りの作業や野菜作りに励んだ。途中、たばこに手を出したり、バイクでの3人乗りを見つけて怒鳴ることはあったが、半年間作業所に通い、保護観察期間も無事に終わった。「ここで頑張ればみんなが認めてくれるし、みんなは僕を必要としてくれた」。少年の言葉が、松浦さんの自信につながった。
「少年院を出ても地域や学校、社会に居場所がないと、また事件を起こす再犯につながる恐れがある。いろんな人が更生にかかわれる場所を地域に作りたい」。07年4月、同じ思いの3人と「ENDEAVOR JAPAN」を設立した。事業所は、洗ったタオル類を乾かしてまとめる業務を主な仕事としており、現在は障害者ら25人が働く。非行少年やひきこもりに悩む青少年、触法障害者にも門戸を開いている。
「頑張りたいと思っている人が頑張れる社会を作りたい。それが私の目標です」。この夏出版した漫画「夢を追いかけろ!-少年課刑事から共生社会をめざして」(クリエイツかもがわ、816円)のあとがきに、松浦さんは書き添えている。【松本光央】
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ものがたり'09冬:警察手帳手放し、福祉の現場へ 人生、やり直せるよ
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091209ddm041070002000c.html
最終アクセス:2009年12月9日
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