ホーム > 業界新着情報 > 最新情報 > 福祉ナビ:障害者の作品を集めた「ジャポネ展」が、来年パリで開催されます。
日本では障害者の方を弱者という立場でみてしまう傾向があります。
素晴らしいアート作品を彼らが作成したとしても健常者の作品と同等に扱い、評価をしている人は
どれくらいいるでしょうか。
スウェーデンでは「障害者」という表現自体を法律で禁止しています。
今後、彼らの活躍の場として、芸術の世界が広がっていくことを願います。
◆障害者の作品を集めた「ジャポネ展」が、
来年パリで開催されます。
障害のある画家といえば山下清を思い浮かべる人は多いだろう。ドラマ「裸の大将放浪記」の主人公だ。ところが、現代の日本には山下清に勝るとも劣らない芸術家がたくさんいる。
彼らの作品を見て驚いたのは海外の美術館関係者である。その一人、パリ市立アル・サン・ピエール美術館のマルティーヌ館長の要請で、来年3~9月、日本の障害者の絵画や陶芸作品の企画展がパリで開催されることになった。
「アール・ブリュット・ジャポネ展」には20都道府県に住んでいる64人の障害者の作品が展示される。知的障害や自閉症などの発達障害、精神障害のある作家たちである。ふだんは福祉施設などに通いながら創作活動をしている人が多い。精神科病院の閉鎖病棟の中で作品を描いていた人もいる。大胆な構図と独特の色彩の絵画、精密で不思議な形状の陶芸作品など約1000点がパリへ送られる。
「アール・ブリュット(生の芸術)」は「既存の文化や美術教育に影響されていない芸術」という意味で、フランス人画家のジャン・デュビュッフェが提唱した。スイス・ローザンヌ市の美術館に約3万5000点の収蔵品がある。日本でも障害者施設で絵画などの創作活動は行われていたが、芸術作品としての価値を認められることはほとんどなかった。企業と提携して製品化され、ビジネスに生かされるケースが出てきたのは最近になってからだ。
08年に滋賀県社会福祉事業団の障害者アートの美術館「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」が日本人作家12人の「JAPON展」をローザンヌ市で開催したところ、各地から多くの観客が集まり、半年の開催予定を1年以上に延長するほどの盛況だった。そこを訪れたマルティーヌ館長が、日本の障害者たちの作品に心を打たれ、パリでの企画展を考えた。
どのくらい日本の障害者アートが高く評価されているのか? ある障害者の作品は国内の福祉施設のバザーで7000円の値が付いたが、パリでは120万円。そこまで極端な例ではなくても、国内で2万円の作品にパリで80万円くらいの値が付くという。
日本の実行委員会(代表・辻哲夫東京大教授)には福祉や医療、企業、大学、映画製作会社などから多数の関係者が入り準備を進めている。美術館側からの要請で個々の作家とそれぞれ契約を結ぶことになり、判断能力にハンディのある人とは成年後見制度を利用して契約している。【野沢和弘】
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■鑑賞ツアー参加者募集
アール・ブリュット・ジャポネ展鑑賞ツアーの参加者を募集している。来年3月19~25日。希望者はJTB首都圏三田支店(電話03・3456・5412)か、トラベルアイ(電話06・6445・5489)へ。成田発28万8000円、関空発は28万5000円。
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福祉ナビ:障害者の作品を集めた「ジャポネ展」が、来年パリで開催されます。
http://mainichi.jp/life/health/fukushi/news/20091210ddm013100173000c.html
最終アクセス日:2009年12月10日
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