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認知症を支える:シリーズ介護・第3部/反響特集 医師、職場、地域に感謝
10/01/28 【最新情報

日本社会には、病気を隠そうとする習慣があるように感じます。

考えてみれば、日本のことわざには、「出る杭は打たれる」や「どんぐりの背比べ」など、人と違う事を隠そうとする表現が多いですね。

確かに、分け隔てなく皆と過ごすという点は日本人の美徳でもありますが、自分の環境、存在などを隠していることが決していいとは言い切れません。

今回の記事は、一人で抱え込まない大切さをひしひしと感じます。

介護や病気で悩んでみえる方、決して一人ではありません。

抱え込みすぎず、周りを頼ってみて下さい。

 

認知症を支える:シリーズ介護・第3部
反響特集 医師、職場、地域に感謝

 ◇気遣い、応援...すべて打ち明けてこそ

 「もしかして」と気付いてから家族や本人が直面する課題を追った連載「シリーズ介護・認知症を支える」に対し、たくさんの感想や体験談をいただきました。受診を拒む親をどう説得して医療につなげるか。仕事と介護を両立するには? 多くの人に共通する悩みのヒントとなる反響を紹介します。【立山清也】

 「多くの方に支えていただいた。その感謝が苦労やつらさを上回り、私の人生の支えになっています」。大阪府寝屋川市の三浦恵子さん(40)からのメールには、自身の体験がつづられていた。一人娘で、認知症の母茂子さん(75)を働きながら10年間介護してきた。

 母は12年前にくも膜下出血で倒れ、左半身にまひが残った。やがて夜中に「押し入れから人が出てくる」と言い出した。精神保健福祉士でもある恵子さんは「脳血管性認知症の初期症状では」と、かかりつけ医に薬を処方してもらった。効果が出ず不安定な状態が続き、仕事と介護の両立に悩んだ。

 そんな時に出会ったのが、認知症専門医の松本一生医師(53)だった。「あなたが安心して働きながら介護できるように支援することも我々の仕事です」という言葉に励まされた。薬の処方も変わり、母親の状態は安定した。

 出張の多い恵子さんは勤務中にヘルパーから緊急連絡が入ることも多い。勤務先に母の状況を説明すると、職場はさまざまな気遣いや応援をしてくれた。「介護を理由に仕事をおろそかにしてはいけない」と思った。やがて同僚たちから親の介護の相談を受ける立場になっていた。

 地域の人にも母の病気を伝えた。知らないことで周囲とトラブルになるかもしれないためだ。車いすを押して散歩していると「今日は元気そうだね」と声をかけられる。近くのコンビニ店長は日中1人でいる母にお総菜などを届けてくれる。徘徊(はいかい)した時は、自宅マンションの管理人や近所の人たちみんなで捜してくれた。

 母は転倒してけがをするなど徘徊がひどくなり、08年秋に特別養護老人ホームに入所した。恵子さんは昨年11月、同僚の淳さん(44)と結婚した。淳さんも親の介護に直面し、恵子さんに相談したのが縁だった。式には恵子さんの母も車いすで参加した。それまで「結婚=母を捨てる」と思え、ためらってきた。でも母の喜ぶ顔を見て、そんな考えも吹き飛んだ。

 認知症にはまだ偏見も強く、周囲に隠して抱え込む家族も多い。でもすべて打ち明けた恵子さんは、みんなに支えられて、今がある。「『どうしてる?』と声をかけてもらえるだけで、心の救いになった。関心を持ってくれる人たちがいることは、大切なことなのです」

出典:毎日新聞社 http://mainichi.jp/life/health/news/20100128ddm013100120000c.html
認知症を支える:シリーズ介護・第3部/反響特集 医師、職場、地域に感謝
最終アクセス日:2010年1月27日
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