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福祉ナビ:介護者の体にも優しい北欧式介助法とは。
10/02/04 【最新情報

日本でよく問題視されるのが、介護している側の健康問題です。

不規則な生活に加え、無理な体勢による体への負担です。介護者にとっては避けて通れない道であり、介護ロボットの導入を心待ちにしている声も少なくありません。

今回は介護が進んでいると言われている、北欧で取り入れられている情報です。

腰痛などに悩んでいらっしゃる方は、是非、お試しされてはいかがでしょうか。

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介護者の体にも優しい北欧式介助法とは。

 ◆介護者の体にも優しい北欧式介助法とは。

 ◇「持ち上げない」で腰痛無縁

 ◇「自然の動き生かし」「できないことだけ」サポート

 デンマークの福祉に詳しいユーロ・ジャパン・コミュニケーション社代表の小島ブンゴード孝子さん(60)は、介護する人、される人の両者にとって楽で優しい「北欧式トランスファー(移動・移乗)」を提唱している。北欧の作業療法士と理学療法士が生み出した介助法で、デンマークの介護者は腰痛などの健康障害と無縁なのだという。

 小島さんは37年前、結婚を機にデンマークへ移住した。97年、日本から訪れた若い介護福祉士たちが日常的に腰痛予防ベルトを着けていると知って驚いた。著書「つらい介護からやさしい介護へ」やDVD「北欧に学ぶやさしい介護」(共にワールドプランニング)をはじめ、年数回来日し、研修や講演で北欧式介助法を広めている。これまで約4300人が受講した。

 ポイントは三つ。一つ目は「介護を受ける人を持ち上げない」。垂直方向に人を持ち上げる動きは腰痛の最大の原因になるため、「押す・引く・回転させる」など水平方向の動きに置き換える。

 二つ目は「介護を受ける人が積極的に参加する」。介護者は残された体の機能を把握し、できない部分のみを介助する。介護を受ける人はできることは自分でやる。

 三つ目は「人の自然な動きを生かす」。介護を受ける人のペースで日常の楽な動きを引き出すよう心がける。例えば、高齢者が車椅子から立ち上がる際、介護者は高齢者のすぐ前に立ち、正面から両腕を脇に差し入れ立たせることが多いが、これでは介護者の腰に負担がかかる。「自分で立ち上がってみると分かりますが、通常は体の前に20~30センチの空間が必要」。介護者は高齢者との間に十分な空間をあけて立ち、腕相撲のように手を握り合うと、自然と楽に立ち上がれる。

 また、座る動作を前から介助する時は、左手で高齢者の右肩を支え、右手は高齢者の左脚の付け根あたりに添え、右手親指で脚の内側を軽く押すと、腰が自然と「く」の字に曲がり、座りやすい。

 道具も大いに活用する。体を移動させる際、足裏や手のひらの下などに滑り止めシートを敷くと、手足に力が入り踏ん張りやすい<左>。ベッドの上方へ体を水平移動させる時は、体の下にスライディングシートやごみ袋を敷くとスムーズに動く。身近な物でも代用できる<右>。小島さんは「従来の方法に比べ、多少時間はかかりますが、家庭でも簡単にできます。介護者の健康障害が解消し、高齢者の機能低下も抑えられるので一石二鳥」と話す。

 滋賀医大が08年に発表した調査では、プロの介護従事者4754人(回答率72%)のうち「介護の仕事に就き初めて腰痛を経験した」人は74%に上る。介助機器などで看護・介護従事者の身体的負担の軽減を目指す「日本ノーリフト協会」の保田淳子代表(38)は「家庭でも介護保険でリフトなどの福祉用具を借り、環境を整えるべきだ」と助言する。【清水優子】

出典:毎日新聞社 福祉ナビ:介護者の体にも優しい北欧式介助法とは。

http://mainichi.jp/life/health/fukushi/news/20100204ddm013100129000c.html

最終アクセス日:2010年2月4日

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