ホーム > 業界新着情報 > 最新情報 > 介護系への進学急増...高い就職率人気、3校定員埋まる
熊本県から今後に期待を持てるニュースが入ってきました。
介護の専門学校や短大への進学が急増しているとの事です。
資格を取れば、ほぼ100%と言える就職率と今後の市場の広さに期待を高めている、との事。
不況、という環境下だからかもしれませんが、この様なニュースは拡大する高齢化社会へ安心感を与えてくれますね。
県内で専門学校や短大の介護系学科への進学者が急増している。介護について重労働などのイメージが先行してか、定員割れが続いていたが、雇用環境の悪化が続く中で就職率の高さなどが人気を呼ぶ要因になっているようだ。その一方で、県が、専門学校などを受け皿とする2010年度の離職者訓練事業を取りやめるという思わぬ影響も出ている。(小山田昌人)
県などによると、進学者が増えているのは、県内の専門学校と短大計3校の介護福祉士の資格を取得できる学科。県の2009年12月の調査では、10年度の3校の定員計120人のうち111人の入学が決まっており、これまでに定員が埋まったという。
3校のうち熊本市の専門学校によると、介護福祉士の資格を取得できる学科は、09年度に定員数を前年度の半数の40人にしたが、入学者数は20人余りにとどまった。しかし昨秋から10年度生の募集を始めたところ、願書の提出が相次ぎ、既に募集を打ち切ったという。
同校の担当者は「介護福祉士の資格を取得した生徒は、ほぼ全員就職できる。労働条件よりも、まずは確実に就職できる資格が取れる学科を選択する傾向が出てきたのではないか」と話す。
この介護系学科の人気で思わぬ余波を受けたのは、県が国の委託を受けて行っている離職者訓練事業だ。
同事業は、離職者を対象に介護やIT分野などで、就職に有利とされる技術の習得を支援するもの。08年度は9コースだったが、雇用環境の急速な悪化を受けた国の雇用支援策の拡大で、県は09年度に計63コースを開設。このうち新設された、介護福祉士の資格取得に必要な入学金や授業料を全額負担するコース(2年)は、離職者59人が対象になった。
10年度は離職者40人を新たに支援する予定だったが、受け皿となる専門学校などの介護系学科の定員に空きが見つからず、支援を断念。この事業を担当する県労働雇用総室は「このような事態になるとは思ってもみなかった。ヘルパーの養成コースなど他の介護コースで支援する人数を増やすなどして対応せざるを得ない」と話す。
熊本労働局によると、県内の介護分野の有効求人倍率は06年度以降、1倍以上の状態が続いている。昨年12月末現在は1・15倍で、全職種平均の0・42倍を大きく上回っている。
同局は「介護に将来を見出そうとする離職者は多く、何とか介護分野で働く能力を身につける場を作ってほしい」と話している。