ホーム > 業界新着情報 > 最新情報 > 車いすの浜松・池谷さんが介護事業 障害者としての実感生かしてNPO設立
重度の障害を持っていながら、自分の経験を生かし、人の役に立ちたいとNPOを立ち上げた方がいらっしゃいます。
よく、『やらない後悔よりもやって後悔する方がいい』と、耳にしますが、まさにその精神で周りの方と連携をとり、協力し合って活動をしていらっしゃいます。
ご自身の経験があるからこそ、介護で求められているケアがわかる、との事。
行動に移す事は難しいかもしれませんが、まず身近な事から出来る事を探してみてはいかがでしょうか。
車いすの浜松・池谷さんが介護事業
障害者としての実感生かしてNPO設立
生まれつき首から下がまひしている難病「ウェルド・ニッヒ・ホフマン症」(脊髄(せきずい)性筋萎縮(いしゅく)症)の障害がある浜松市浜北区貴布祢の池谷直士さん(40)が、福祉事業を手掛けるNPO法人「Harmony」(ハーモニー)を設立した。「介護された経験を福祉事業に生かしたい」という思いが池谷さんを突き動かした。子育て支援などに加え、7月1日から本格的に介護事業に乗り出す。 (報道部・宮沢輝明)
池谷さんは首から上と、手がわずかに動く程度。治療法はなく、普段の生活はほとんどが車いすの上だ。
NPO設立を考えたのは、障害者の身の回りの世話を家族以外の人がなかなか見られない状況を実感したから。自身は、友人の協力があり、日常の買い物のほかにも、奈良や伊勢の神社参拝といった旅行に、何度も足を運ぶことができた。「障害者自身にもっと人生を楽しんでほしい」との思いも伝えたい。
また介護事業者の中には、決まった時間に来なかったり、接遇マナーが行き届いていない人がいる不満もあり、「障害者の気持ちに立った活動をしたい」のも動機になった。
NPOは、池谷さんを支援する友人ら約20人がスタッフに名を連ねて発足し、4月下旬に認可された。今月中旬からは乳幼児を一時預かりする子育て支援事業「いたずらぱんぷきん」を始めた。2年前、池谷さんに男の子が生まれ、夫婦での子育ての大変さを感じたのがきっかけで、幼稚園教諭や保育士といったスタッフを集めた。
7月1日から始める介護事業は、介護保険適用者を対象にした訪問介護「ひなたぼっこ」と、非適用者向けの訪問介護「び~ぐる」、一人暮らしのお年寄りの身の回りの世話をする「助け合い事業」の3つが大きな柱だ。
周囲の一部からは重度の障害を理由に、NPO活動を自粛するよう求める声があったが「これまで、やりたいことをやらなくて、悔しい思いをしたことが多かったから」と信念を貫いた。
「障害がある人でさえ、誰かの役に立ちたい、社会に貢献したいという思いがある」と池谷さん。「支援する側、される側という関係にとどまらず、大家族のようなお付き合いができればうれしい」と話している。問い合わせはHarmony=電053(571)1828=へ。
出典:中日新聞 車いすの浜松・池谷さんが介護事業 障害者としての実感生かしてNPO設立
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20100627/CK2010062702000121.html
最終アクセス日:2010年6月28日
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