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介護、高齢者というテーマを取り上げると、女性目線からのものが圧倒的に多いです。
もちろん、中には男性の視線から書かれているものもありますが、現状を訴えるものが
多く、将来を見越して何かを考える!というテーマはあまり見かけないのではないでしょうか。
今回ご紹介する記事は、男性が知っておくべき介護事情を取り上げています。
今の状態が分からない皆様。
是非、ご参考になさってはいかがでしょうか。
【老後難民にならない】
奥さんのための「老後資金」準備を
この連載を読んでいるのはほとんど男性だろうが、奥様の老後資金を準備していますか?
日本女性の平均寿命は世界一。これを「自分の介護は妻が面倒見てくれる」と変に納得していたりして...。妻の老後が伸びて心配なのは、自分が死んだ後の妻の老後資金。
今回は妻の老後資金と資産運用に関してまとめてみたい。「平均寿命」はその年に生まれた子供が何歳まで生きるかを示したものだが、ある年齢の人があと何年生きるかを示したものは「平均余命」という。現在、60歳女性の平均余命は28年。すなわち平均で88歳まで生きる計算だ。男性の82歳に比べ6年も長い。
ところで、平均余命は60歳100人が50人まで減る年齢を、死亡率をもとに算出したもので、いわば生存確率50%の年齢だ。とすれば半分以上はこの年齢よりも長生きする。
確率50%を前提に人生設計することはかなり危険ではないだろうか? フィデリティ退職・投資教育研究所では25%の生存確率まで広げて退職後の生活設計を考えるべきだと指摘している。その場合、60歳女性で34年。94歳まで資金を用意する必要がある。
そして注意すべきは、この延びた5年は介護の最も必要な時期だということだ。すなわち「お金のかかる時代」なのだ。
フィデリティ退職・投資教育研究所では、2009年に女性だけを対象に「女性と老後と資産運用」をテーマとしたアンケートを行った。女性6625人に「自分の両親の介護をするか」と聞くと約6割が「はい」と回答した。自分の夫に関しても6割が「介護する」と答えた。しかし夫の親の介護は3割しか「はい」と回答しない。男としてはちょっと考え込むが、それでも3割が介護するというのであれば、多少の期待は持てるのかも...。その間の女性の最大の心配事は「自分の体力が続くだろうか」ということ。
一方、自分の介護はどうしたいか。子供に任せるとするのはわずか8%で、過半数がヘルパーさんを使うと考えている。そしてその時の最大の心配事は「お金が続くかどうか」だと答えている。
一連の介護に関する回答で、女性の長生きは単に自分の身の置き所の問題だけでなく、「親や夫の介護に疲れ、自分のときには頼るお金がない」という切実な苦悩が浮かび上がってくる。
男にとっての老後資金とは、「妻の分も含めた95歳くらいまでの資金需要にこたえられるもの」でなければならない。
どうすべきか。まずは老後の資金は、夫婦の生活に使う分と妻がひとりになったときに必要な分とを峻別したらどうだろう。夫婦の分は「使いながら運用する」という考え方のもと、例えば分配型の投資信託を活用して、取り崩すことを念頭に置いた資産運用を取り入れる。
一方、妻の分は60歳からでも20年以上引き出すことがないと考え、こちらは時間を味方につけ、できるだけ手をつけない長期投資を考えたい。(フィデリティ退職・投資教育研究所所長、野尻哲史)
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【老後難民にならない】奥さんのための「老後資金」準備を
最終アクセス日:2011年8月11日
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20110811/ecn1108110943002-n1.htm
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