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心通わせピアノ連弾 音楽家の父と自閉症の息子

ピアノの連弾を披露する中村健さん(手前)と徹さん親子。アドリブも呼応し合った=13日午前、神戸市中央区中山手通4、こうべ小学校
神戸女学院大教授で国際的に活躍する神戸市在住の指揮者中村健さん(59)と、自閉症のピアニスト徹(てつ)さん(26)父子が13日、同市中央区の市立こうべ小学校でピアノの連弾を披露した。
徹さんは中村さんがオペラ劇場の指揮者を務めていたドイツで誕生。幼いころから、童謡やクラシックなど音楽を聴くのが好きだったが、言葉の発達が遅く、5歳で自閉的傾向があると診断された。
小学校入学後に帰国し、6年生から本格的にピアノを始めた。音楽家を目指すには遅い方だったが、「自閉症の特徴でもある彼の『こだわり』が、いい方に作用した」と中村さん。熱心に練習を重ね、大阪音楽大に進学し、ピアノと作曲を学んだ。現在も同大音楽専攻科に在籍している。
5年前から福祉施設や教会などで連弾による演奏会を開催。この日は、中村さんと高校時代同級生だったこうべ小の東向信明校長(58)の呼び掛けで開かれ、チャイコフスキーの「花のワルツ」、徹さん作曲の「ピアノ連弾のためのハンガリー舞曲」などを演奏した。
「これからもどんどん曲を作っていきたい」と徹さん。中村さんは「徹は周りの人に支えられ、好きな道に進むことができた。壁はあるだろうが、活動の幅を少しずつ広げていってほしい」と息子の笑顔を見つめていた。
著者名/The Kobe Shimbun 心通わせピアノ連弾 音楽家の父と自閉症の息子
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0002019505.shtml
最終アクセス2009年6月16日
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