
最終更新日 2023年1月26日
「住宅ローンを利用する際の注意点について知りたい」
「住宅ローンを申し込む方法は?」
「松澤弘康さんってどんな人?」
住宅ローンとは住宅を購入する時に利用するローンのことです。
もちろんすぐにお金を用意できるならわざわざお金を借りる必要はありません。
しかし、住宅などは高額な買い物ですし、数千万円のお金をすぐに用意できる人はあまり多くないでしょう。
そこで住宅を購入する時にはローンを利用する人が多いのです。
ローンは金融機関からの借金であり、借りる時には利息がかかってきます。
住宅を購入した後は毎月ローンを返済していくことになりますが、借りたお金だけでなく利息の支払い分も返済する必要があると知っておきましょう。
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利息は借りている期間に応じて高額になるため、返済期間が長引くほど支払い総額も大きくなります。
返済期間を短くすれば支払い総額は少なくて済みますが、毎月の支出が増えてしまうことになるのです。
そのため家計への負担が大きくなってしまうでしょう。
そこでローンを利用する場合、ライフスタイルを考えて借り入れ額や返済期間を決めることがポイントです。
住宅ローンは基本的にどんな物件に対しても利用できます。
新築だけでなく中古の物件や住宅を建てるために土地を購入する場合でも利用することができます。
しかし、物件によって細かい条件などは異なるため、よく確認してから利用するようにしましょう。
中古住宅の場合は借り入れ期間が短く制限されますし、店舗付き住宅の場合は店舗部分と住居部分の面積に制限が設けられることが多いです。
住宅ローン審査への準備と流れ
住宅ローンを利用するためにはまず、金融機関に事前審査の申し込みをします。
事前審査を行うことにより、物件を契約してからローンが利用できなかったというトラブルを防ぐことができるのです。
ローンの審査では申し込みをする人の属性が重視されます。
年齢や年収、勤務先、勤続年数、家族構成といったものが確認されますが、収入が安定している人や勤続年数の長い人は審査に通りやすくなるのです。
一般的に正社員は属性が良くなりますが、派遣社員や契約社員などは属性が悪いと判断されることが多いです。
審査を通るには勤続3年以上が目安であり、自営業の場合も事業を3年以上続けていることがポイントです。
他のローンを利用しているかどうかも審査に影響します。
他のローンを利用していると借り入れができなくなるというわけではありませんが、住宅ローンで借りられる金額は少なくなります。
そのため返済中のローンがある場合、できるだけ完済しておいた方が良いでしょう。
本申込時にはさまざまな書類が必要
事前審査に通り、物件の売買契約が終わったらローンの本申込となります。
本申込時にはさまざまな書類が必要となります。
本申込後に最終的な融資承認が出ることになりますが、事前審査の内容と違いがなければここで否決されることはほとんどありません。
融資承認が出たらローンの金銭消費貸借契約の手続きをすることになります。
これは金融機関とのお金の貸し借りに関する契約のことであり、実際の借り入れ期間や金利について決めていきます。
この手続きはローンの申し込みをした人が決済の10日~1週間前までに行うことになっており、手続きの前までに返済用の口座を用意しておく必要があります。
手続きが終わったら融資が実行されます。
決済当日には口座に借り入れ金が振り込まれますが、そのお金がそのまま売主に送金されます。
売主が融資金の確認をしてから物件の引き渡しとなります。
住宅ローンの種類を理解しておこう
住宅ローンには大きく分けて公的ローンと民間ローンという2つの種類があります。
公的ローンは公的機関が行う融資のことであり、財形融資や自治体融資などに細かく分類されます。
財形融資とは財形貯蓄を1年以上続けており、貯蓄の残高が50万円以上の人が利用できる融資のことです。
融資額は財形貯蓄の残高の10倍の額以内となっており、最高4000万円まで借り入れることができます。
このローンの金利は5年固定金利型となっており、5年ごとに金利が見直されます。
自治体融資とは全国の都道府県や市町村などの地方自治体が行っている融資のことです。
しかし、全国すべての自治体が実施しているわけではありませんし、実施している場合でも自治体によって条件が細かく異なります。
多くの場合は一定期間以上の居住や勤務、一定の金額以下の収入といった条件を定めています。
民間ローンは公的機関ではなく、都市銀行や地方銀行、生命保険会社、ノンバンクなどの民間機関が行っている融資のことを指しています。
まとめ
提携ローンは金融機関と不動産会社、または金融機関と申込人の勤務先が提携して提供されるローンのことですが、利用できる金融機関の数は少ないです。
このローンには通常窓口では扱わない金利優遇が適用されるといったメリットもあります。
提携ローン以外のローンのことは非提携ローンと呼ばれています。
かつて民間ローンは審査が厳しく、金利が高いというイメージを持たれていたこともあります。
しかし、現在ではさまざまな特色を持ったローン商品が登場してきており、きちんと比較して選んでいきましょう。